(H31mm, 2010年) 旧約聖書の「創世記」に登場する巨大建造物「バベルの塔」。 人類が天に達する巨大な塔を共同作業で建設していたところ、 神が怒って人々の言語を混乱させ建設を中止させたという 世界中の多言語の誕生に関するお話です。 (2010年) 雲を突き抜けてそびえ立つ未完成の塔。 旧約聖書には神が塔を崩したとは記されていないので、 建設中の塔はそのままどこかに残っているのかもしれません。 (2010年) (2012年) 2010年に制作したものはやや扁平な形だったのに対し、 この2012年制作のものは円筒形に近い形にしてみました。 中の塔のサイズはほぼ同じはずですが、 こちらの方がレンズ効果で大きく見えてます。 (2012年) ・ ・ ・ この「バベルの塔」が実在したかどうかは分りませんが、 巨大な建造物を小さな玉の中に表現してみたくて作りました。 作品サイズは高さ30mmをわずかに超えてしまい、 私のトンボ玉としては最も大きなものになってしまいましたが...。 人工物が題材で他の作品とだいぶ異なっているようにも見えますが、 このヒトという動物が作った構造物もアリ塚もトリの巣も、 生物の活動によって生み出されたものという意味で全て同じです。