「オキクラゲの海」
 
 
種名: オキクラゲ Pelagia panopyra (鉢虫綱・旗口クラゲ目)
制作年:2008~
 
 

オキクラゲの海
(左:H24×W25mm, 2012年 右:2013年)

外洋を静かに漂うオキクラゲ。
片面にはオキクラゲ成体1匹、反対面には若齢個体2匹が泳いでいます。






オキクラゲ

オキクラゲ成体の拡大。
この種は8本の触手と4本の口腕を持っています。
カサの表面には刺胞群の突起が無数にあり、ブツブツした質感です。





オキクラゲの海
(H20×W23mm, 2008年)

↑初期の作品。
初めは両面ともオキクラゲ幼体が2匹ずつ泳いでいるデザインでした。
(2011年8月から現在のデザインに変更)
小さなクラゲも触手や口腕の位置や数は実物どおりに作っています。




私が最初に制作した実在クラゲがこのオキクラゲ。

球体の中に平らな背景を配したちょっと特殊な二面構造になってますが、
これは「展示台に飾って観賞するためのトンボ玉」と用途を限定して
設定した「正面」から作品を見てもらうことを前提としたデザインです。

この二面構造は自然環境系の多くの作品でも採用していて、
私の作品らしいデザインとしてかなり気に入っています。