「六月の森」
 
 
  環境:森林域 ヤンバル(沖縄島北部)の苔むした森(梅雨時)
制作年:2008~
 
 

六月の森
(H29.5×W25.5mm, 2011年)

梅雨時の湿った森の中で勢いよく成長するキノコたち(イヌセンボンタケ)。
大好物のキノコを食べにヤンバルヤマナメクジの子供もやって来ます。






六月の森 イヌセンボンタケ

たっぷりと水を吸ったフカフカの苔の中から生えてきたイヌセンボンタケ。
小さくて真っ白い素敵なキノコです。







六月の森 ヤンバルヤマナメクジ

苔の上を這うヤンバルヤマナメクジの幼体。
成体は手のひらほどの長さになる超大型のナメクジですが、
小さな幼体は内臓が透けるほど繊細で可愛い存在です。





六月の森(初期型)
(左:H24×W25mm 右:H24×W23mm, 2008年)

↑こちらは初期の作品。
現在のものと玉のフォルムや雰囲気がかなり異なっています。
窮屈なデザインですが「湿度」が強調されていて、これはこれで好き。
(キノコはコツブヒメヒガサヒトヨタケのつもり....)




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「雨の森」 (「六月の森」の姉妹作品)

制作年:2008~

雨の森
(左:H26×W21mm 中央と右:H26×W22mm, 2009年)

冬のヤンバルの森。マルバルリミノキが鮮やかな青い実をつけ、
たっぷりと雨水を吸った苔からはキノコたちが元気に育っています。
「六月の森」とよく似たデザインですが、ナメクジさんは入ってません。





雨の森

「雨の森」拡大。
マルバルリミノキは冬になると葉の付け根に綺麗な実をつけます。
苔から生えてきたキノコはコツブヒメヒガサヒトヨタケとシロソウメンタケ。