彩元堂看板

 日記 (2013年7月)

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2013年7月25日

 今月のグラス2Hオークションにトンボ玉を1点出品しましたっ。
  「ペルム紀幻影」という作品です。

ディプロカウルス 化石

発掘されたディプロカウルス(Diplocaulus sp.)の化石。
古生代ペルム紀に生息していた両生類で、ブーメランのような形の頭骨が特徴。
この頭骨の突起は成長に伴ってどんどん大きく発達するそうです。






ペルム紀幻影 ディプロカウルス

反対面に見えるのは生時のディプロカウルスを想像した生息風景(幻影)。
当時の実際の色はわからないので暖色系モノトーンの景色にしました。
↑その方が自由に色を想像しながら見てもらえるかな~と。
縁の部分には銀箔が散らしてあり、黄色~青色に怪しく輝きます。





 

左:生息風景側の表面には銀の影響でモラモラ模様?が付いてますが、
  光の加減によってチラッとだけ見えたり油膜っぽく見えたり.......。
  この景色は「幻影」なので、その辺を意識して施した表現です。

右:やや扁平な形のトンボ玉。化石側の表面は少し凸凹になっています。
(石に見える部分も全てガラスでできています)

サイズ:H27.5×W27.5×D21mm  穴の径:3mm


 今回初めて絶滅種を制作しました。化石を眺めた時、無意識のうちにその生物の生きていた頃の様子がチラチラと脳裏にイメージされる不思議な感覚が好きです。この「ペルム紀幻影」は化石(現在の姿)とそこから勝手に想像されるペルム紀の生息風景(見たことのない過去の姿・幻影)を一つの玉に表現してみた作品です。生時のディプロカウルスの顔はもうちょっと可愛くなるはずだったんですが、作ってみたらなんだか悪そうな目つきに...。でもこの可愛くない感じが妙にカワイイです。
  直接見たことのない時代の景色を想像して作っていますので、私の作品カテゴリーでは「自然環境系」ではなく「空想系」に位置づけられる作品になります。今後も作ると思いますが、このデザインはまだ手探り段階なのでどんどん変わっていくかも知れません。

 今回グラス2Hオークションに出品した個体は「ペルム紀幻影」の第1号です。本品にはいつものようにディスプレイ用の標本箱が付属しますが、ご希望でしたら標本壜に変更することも可能です。オークションの入札期間は7月25日(木)から29日(月)、入札終了時刻は22:00となっています。皆さま、今回もどうぞよろしくお願いいたします!

Glass 2H オークションサイト
Glass2H


  次回の Web shop でのトンボ玉作品の販売日は7月31日(水)、前回同様に抽選形式の販売を予定しています。こちらもよろしくお願いいたします~。


 

 一昨日は満月がとっても綺麗だったので友人とヤンバルを散歩してきました。

ヤンバルの森

霧に霞む景色が月明かりに照らされて、なんともステキな雰囲気の夜でした。








ホルストガエル

月夜のホルストガエルさん。
ピント合わせから露光までライトやストロボを使わないで
満月の明かりだけでなんとか撮ってみた一枚。






リュウキュウヤマガメ

道路を横断中のリュウキュウヤマガメ。
(これも月明かりで撮影)







ケナガネズミ

久々に見かけたケナガネズミさん(あ、メスですね)。
相変わらずモフモフでカワイイ。



*






ついでにうちのモフモフ猫。








2013年7月8日

 トンボ玉ギャラリーをリニューアルしました!それぞれのトンボ玉作品は私の中ではきちんとカテゴリー別けをして制作していましたので、新しいギャラリーではその辺を明確にしています。作品の解説も色々と増やしました。とりあえず大まかな形が出来上がったのでアップしましたが、しばらくは細かい部分をちょこちょこと修正していくつもりです(予告無く文章や画像が変更されることがあると思いますが、何卒ご了承ください~)。

 


海上の雷雲

遠くの海上で雷雲がピカピカ光っていたのが
とても綺麗で海岸からずっと眺めてました。







リュウキュウカジカガエル

沢には元気なリュウキュウカジカガエルがたくさん。
可愛いですねぇ。







リュウキュウカジカガエル

体が黄色いのはオス。メスはもっと赤みがかった体色です。








ナミエガエル

ナミエガエルも元気。この個体は頭の大きな立派なオス。







ホンゴウソウ

とっても地味にひっそりと生えていた腐生植物のホンゴウソウ。
高さ数センチの小さな植物です。









ダリは最近、娘に追い回されてちょっと大変そうです....。






 

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