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Glass2H
オークション出品作品情報
 



 グラス2Hオークションにオオモノ作品 「魚石類五種標本箱」 を出品しましたっ。

[解説]
 これまでに発見されている魚石5種がまとめられた貴重な標本箱で、“魚石類”の形態的多様性を研究するためのサンプルとして使用されていたものです。



魚石類五種標本箱 魚石五種標本箱

「魚石類五種標本箱」

2014年に魚石研究者の増永博士によって制作された標本箱。
ちなみに“標本”といっても休眠状態の個体を集めた“生体標本”です。





魚石類五種スケッチ

蓋の裏面。

魚石5種の点描スケッチが貼られています。
各種の魚の形態的特徴が分かりやすく描かれていますが、
よく見ると色付けした点で各部位の色彩情報を補足するという
ちょっと変わった点描法が用いられています。



魚石類五種

標本箱の収納面。

5種の魚石が直径5センチメートルの5つの穴に収められていて、
上段中央には真鍮製のエッチング銘板が嵌められています。





魚石類五種

各種魚石の拡大。

魚石には青・青緑・緑・茶・灰色の5タイプの色彩変異が確認されており、
この標本箱の5種はそれぞれ石の色の異なる個体が揃っています。
(この中の sp. E は発見第一号個体です)
さらに、ここに収められた5種は全て希少な“光る魚石”です。


そして











 

左: この銘板、上部を押すと取り外せます。
右: 銘板を外すと.........中に何か入ってます。

この部分、実は“秘密の収納室”になっていたようで...。





極小魚石

中に入っていたのは極小サイズの魚石(sp. C)。
おそらくこれまでに見つかっているものの中で最も小さな若齢個体と思われます。
成体と比べるとかなり小さいです。






魚石若齢個体

小指の先に乗せてみたところ。
非常に小さな幼魚ですが、成魚と同様の形態的特徴を持っています。
(この個体も光ることが確認されました)

なぜこの個体を銘板の下に隠していたのかは未だ不明ですが、
研究用という名目で貴重な個体ばかりを集めた標本箱のようです。



魚石五種標本ラベル

箱の蓋表面に貼られた小さなラベル。




 ↑以上、魚石の世界観に基づいてフィクション混じりで作品解説させて頂きました。シークレットの極小魚石は一番模様の細かい"sp. C"で作ってみましたが、これが現在の私が作れる限界サイズです。指輪とかに加工しても良さそうですね。

 この 「魚石類五種標本箱」 、グラス2Hオークションの入札期間は10月25日(土)から10月29日(水)22:32までとなっています(自動延長あり)。魚石類をセットで販売するのはこれが初めてですっ(セットといっても、本品は標本箱全体で一つのアート作品として制作されています)。皆々さま、どうぞよろしくお願いいたします!


Glass 2H オークションサイト
グラス2H



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材質
 魚石:佐竹ガラス(鉛ガラスに一部ソーダガラス)
 標本箱:木材、真鍮、他

サイズ
 魚石:直径約25mm~27mm、軸穴の径3mm
    (極小魚石は直径約18mm、軸穴なし)
 標本箱:21cm×15cm×5.5cm

制作年: 2014
制作者: 増永元
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