彩元堂看板

 日記 (2013年1月~2月)


 

2013年2月25日

 今、グラス2Hオークションに先日紹介した光るキノコのトンボ玉「朽木の灯火」を出品しています。入札終了日時は2月28日(木)22:46です。どうぞよろしくお願いいたします~。

 

シイノトモシビタケのトンボ玉「朽木の灯火」  シイノトモシビタケのトンボ玉「朽木の灯火」

ヤンバルの森の光るキノコがモチーフの作品。
苔むした朽木からシイノトモシビタケが生えています。
シイノトモシビタケはたっぷり蓄光させると暗闇の中で仄かに光ります。


シイノトモシビタケとヤンバルヤマナメクジ(幼体)  光るキノコ「朽木の灯火」
 
キノコの匂いに誘われてやってきたヤンバルヤマナメクジの幼体。
どうやらすでに光るキノコをたくさん召し上がっているようで、
よーく見るとナメクジさんのお腹の中もうっすらと光ってます。




 昨日の14:00に Web shop にトンボ玉作品2点「アカクラゲの海」と「一粒の海」をこっそりとアップしました。お昼の時間帯に、しかも2回連続で事前告知無しの販売だったのでなかなか気づいてもらえないだろうと思ったんですが、アップ後すぐにご購入いただけました。ありがたいですー。






2013年2月15日

 先日、Web shop に販売用のトンボ玉作品を2点だけ事前告知無しでアップしました(おかげさまで完売しました。どうもありがとうございました!)。現在、Web shop では事前告知ありの通常販売、抽選販売、告知無し販売と色々な方法での販売を試みてます。告知ありの通常販売ではどうしてもネット環境的に不利な方がいらっしゃいますし、抽選販売は毎回多くの方にお手数をおかけしてしまいますので....。グラスタウンさんの2Hオークションももっと活用しようと考えてます。今後ともどうぞよろしくお願いいたします~。

 

トンボ玉 「オキクラゲの海」 「魚石」

今回販売したトンボ玉2点。青系の作品です。









 最近創った作品 「朽木の灯火」(くちきのともしび)

朽木の灯火(シイノトモシビタケ)

光るキノコのトンボ玉。モデルはシイノトモシビタケです。
一応、光ってますが、
かそけき明かりでほのかに発光(蓄光)する程度です。






明るいところで見ると↓

朽木の灯火(シイノトモシビタケ)

外見は「六月の森」とほぼ同じデザインで、新作というよりリニューアルなんですが、
沖縄の光るキノコって6月が最盛期でもないのでタイトルは変更しました。
ナメクジさんも今のところそのまま採用、中心の樹はちょっと朽木っぽくなってます。

シイノトモシビタケはもっと茶色くしたいんですが、色が濃いと光りにくいんで...。
まだ蓄光素材との兼ね合いを模索中です。




 実は2011年の夏にグラスギャラリーカラニスさんで企画展「生き物たち」が開催された際に、この「朽木の灯火」の試作品を一点こっそりと出品していました。会場が明るいのでキノコが光ることにはたぶん誰も気づかなかったと思います....ただの地味な玉に見えますね(汗)


朽木の灯火-試作(アミヒカリタケ)  朽木の灯火-試作(アミヒカリタケ)

カラニスさんに出品した「朽木の灯火」にはアミヒカリタケが入ってました。
アミヒカリタケは柄だけ光るものが多いですが、これはカサまで光ってる株がモデルです。
カサに網目模様は入ってますが、柄も太すぎるしあんまり似てなかったですね....。

 試作品は朽木の木質感がなかなかイメージどおりに作れなかったので、このデザインは棚上げして結局「六月の森」みたいに苔むした朽木にしたんです。でも苔むした朽木からアミヒカリタケが生えてる場面って沖縄で見たことが無い気がするので、苔の似合うシイノトモシビタケに変更となりました。今回の作品はちょっと新鮮さに欠けますが....今後も少しずつデザインが変わっていくと思います。





2013年2月12日

 一週間ほど前、子供たちを連れて沖縄本島の南部をドライブしてきました。北部(ヤンバル)に比べると南部の森は開発が進んでしまって纏まった自然はほとんど残っていない状況ですが、20年前にステキな生き物を見つけたあの場所って今どうなってるんだろ?と気になって、そこに行ってみたんです。周りは昔の面影が無いくらい盛大に開発されていましたが、その場所だけは何とか無事に残っていたのでとりあえず一安心。さらにそこで超久しぶりにその生き物たちにも会えましたっ!

 


それがこちら↓

キイレツチトリモチ 沖縄

初めて見たときは変なキノコ発見!って興奮したんですが、
実はキノコじゃなくて「キイレツチトリモチ」という寄生植物です。
(当時、これが植物と知ってさらに大興奮)

地下で樹木の根に寄生して栄養をもらい、花茎だけ地上に出てます。
キノコのカサみたいに膨らんだ部分は花の集合体(花穂)です。
なんてステキな植物♪




こんなのもっ↓

リュウキュウツチトリモチ 沖縄

こちらは同属の寄生植物「リュウキュウツチトリモチ」。
キイレツチトリモチから1mも離れていないところに生えてました。
丸々してて可愛い形。











キイレツチトリモチ  リュウキュウツチトリモチとアリ

左: キイレツチトリモチの花穂アップ。
小さな雌花が表面全体に密生していて(よく見えない)、
まばらな黒いプチプチは萎れた雄花です。

右: リュウキュウツチトリモチの花穂。
夜、古い花穂には大きなアリさんが集まっていて賑やかでした。

* 夜の雰囲気が好きなので、夜中に友人を誘って撮影してきました。
(夜の南部はハブや霊がちょっとだけコワイの...)



 こんな狭い範囲で沖縄に分布するツチトリモチを2種とも見られるなんて幸せです~。両種、宿主の樹種は違うはずですけど、ここにはツチトリモチ2種の生息に適した共通の環境があるんでしょうね。20年前と比べても発生する範囲が全く広がっていない気がするので、彼らにとっては本当に限られた特別な場所なんだと思います。
 どちらのツチトリモチも12月~2月にしか見られないのですが、今回は時期も終盤だったので花はすでに萎れてました。毎年同じところに生えてくるはずなので来シーズンも楽しみですっ
この場所、ずっと残ってて欲しいなぁ。
 

 

 前回の抽選販売もお申し込みくださった皆さまには心より感謝してますっ。ありがとうございました! 4点抽選したうち3点の当選者さまが札幌の方だったのでちょっとビックリしました(これってもしかして美術館展示の効果とか...?)。






2013年1月31日

 今晩20:00から Web shop にてトンボ玉作品の抽選販売を行いたいと思います。今回は6点ほど販売しようと思って準備していたのですが、2点も失敗しちゃいまして....結局、今回販売できる作品は4点だけと少なめです。すみません...。抽選販売のお申し込み受付は今日の23:00までです。それでは、どうぞよろしくお願いいたしますっ。

 

トンボ玉作品






2013年1月27日

 今は子守りで手一杯の毎日ですが、そろそろハナサキガエルが一斉産卵をやりそうということで一番産みそうな日を狙ってヤンバルに行ってきました。子供を寝かしつけてから準備して、夜11時過ぎにようやく出発。目的地までは移動時間だけで往復5時間程かかるので完全に徹夜コースです。もう若くないので体がキツイんですが...(汗)。
 行った甲斐あって産卵場ではハナサキガエルが最高潮に盛り上がってましたっ!深夜の森の中にたくさんのハナサキさんの鳴き声が響いていて、もう一人で大興奮です。久々のヤンバルでたっぷり癒されてきました~。

 



ハナサキガエル

ハナサキガエルのオス2匹。
2匹背中合わせの配置で鳴いてるのを時々見かけます。
これなら背後から捕食者に襲われることもないですね。






ハナサキガエル  ハナサキガエル

ハナサキガエル 抱接  ハナサキガエル 抱接ペア

繁殖ピーク時のカエルさんたちは本当に活き活きしてて素敵です。








ハナサキガエル 繁殖 抱接

何十組もの抱接ペアが産卵場にどんどん集まって来ました。
見てると、基本的にノシノシ歩いてたまにピョンって感じで移動してます。
この後水中で産卵するんですが、今回はそこまで見ずにそっと帰りました。

それにしても、こんなにたくさんの抱接ペアを見たのは初めてかも。







オキナワイシカワガエル

毎年会うのを楽しみにしているあのイシカワさん
もう12歳を超えてますが、今年も元気な姿が見れました。

*オキナワイシカワガエルは県指定の天然記念物です。



 今月末、31日にトンボ玉作品の抽選販売を実施する予定です。今回も作品数はあまり多くありませんが、どうぞよろしくお願いしますっ。

 先日の沖縄市でのトーク会、私は相変わらず偏った生き物話が長くてゴメンナサイな感じでしたが、一緒にゲストに呼ばれたお二人の話が興味深くってとても楽しかったです~。
  北海道立近代美術館の展示も無事終了いたしました。作品を見てくださった皆さま、スタッフの皆さま、どうもありがとうございました!





2013年1月20日

 本日20:00頃に Web shop に販売用のトンボ玉作品6点をアップする予定です(今回も数が少なくてスミマセン)。どうぞよろしくお願いいたします~。
 
 

トンボ玉作品販売

今回は抽選形式ではなく通常の販売です。
(抽選販売は今月末頃にできればやりたいと思ってます)





 1月24日に沖縄市で「バラバラなようで近い人が集まった」という楽しげなトーク系のミニイベントがありまして、私もゲストとして参加させていただきます。どんなお話になるんでしょうね~。



詳しくは こちらのイベント情報 をご覧ください。








2013年1月4日

 本年もどうぞよろしくお願いいたしますっ。
 

ヘビにちょっとだけ注目が集まる巳年ですね~。
ということで好きなヘビの写真を。

ジムグリ

ジムグリ(アカジムグリ)さんにはものすごーく「雅」を感じます。
内地のヘビですが、日本的な朱色がなんとも正月らしいかと.....。

注: ↑この写真は捕獲された個体を撮影したもので、ネイチャーフォトじゃないです。








イイジマウミヘビ

私にとって一番思い入れのあるヘビはこのイイジマウミヘビ。
おとなしくて可愛いくて、もう大好きですっ。
13年間、座間味島に通い続けてこのウミヘビの生態を研究してました。
そろそろまた会いに行きたいなぁ。





 抽選販売ではたくさんのお申し込みどうもありがとうございました!グラス2Hのオークションに入札してくださった皆さまにも本当に感謝しておりますっ。今年も作品制作がんばります~。


 

 
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