彩元堂看板

 日記 (2014年3月)

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2014年3月22日

  今月のグラス2Hオークションにトンボ玉の新作を出しましたっ。


タコクラゲ

「 蛸 海 月 」

タコクラゲの群れを表現した水球系の作品。
去年の夏に南部の漁港で見たタコクラゲがいっぱい泳いでいる光景が
なんだかとっても印象的で思い出す度に大変癒されまして....
もう、どうしても作品にしたかったんです。



タコクラゲのトンボ玉

右の作品は2008年作の「タコクラゲの海」(初期型)。
これと比較すると、左の新作「 蛸 海 月 」のタコクラゲパーツは
傘径5mm×全長10mm程度とかなり小型化してるんですよ~。
ついでに細部の構造もより実物に近づけたつもりです。





タコクラゲ

表層をプカプカ泳ぐタコクラゲさんたち。
(去年の夏に南部の漁港で撮影)
作品「 蛸 海 月 」からこんな光景を連想していただければ嬉しいです~。


 トンボ玉ギャラリーにもこの作品を追加しました。少なかった水球系作品もこれで3種類になりました。 →こちらからご覧くださいませ。
 ちなみにこの水球系作品、今はクラゲばっかりになってますがあくまでも「浮遊生物が大量発生している様子」がテーマですので、今後クラゲ以外のプランクトン作品なんかも登場する予定です。



 グラス2Hオークションにはもう一点、「魚石」も出品しています。今回の魚石は穴があいていない“トンボ玉じゃないバージョン”です。



魚石

「魚石」
いつものトンボ玉バージョンと違って穴のあいていないガラス作品です。
中に軸穴がない分、ちょっと奥行き感が強くなっていて、
(私の妄想の中の)実物により忠実な造形になってると思います。

ルールを設けず自由に制作している空想系の作品なので、
たまにはトンボ玉じゃない作品も作ってみようかな~と(笑)

  今月のグラス2Hオークション出品作品 「蛸海月」第一号作品 と 「魚石」穴なしバージョン の入札期間は3月24日(月)から3月28(金)まで、終了時刻は「蛸海月」が22:50、「魚石」が22:40です(自動延長あり)。ご希望の方がいらっしゃいましたらどうぞよろしくお願いいたしますっ。

Glass 2H オークションサイト
グラス2H


 新作制作で今月もあまり販売用の作品が作れてませんが、3月28日(金)20:00に抽選販売を予定しています。たぶん5点くらいの販売になると思いますが....こちらもよろしくです~。






2014年3月12日

 すっかり春になったので、久々に昼のヤンバルの森に~。



ギンリョウソウ 沖縄

この時期、腐生植物のギンリョウソウが花を咲かせてます。
大好きな植物。







オオシマカクムネベニボタル

落ち葉の中にオオシマカクムネベニボタル(かな?)。春の虫です。
あんまりじっとしているのでよく見たら、すでに息絶えて菌糸を纏っていました。







樹皮 地衣類

じっくり見るととても味わい深い表情の樹皮。
地衣類による模様なのかな....すごく綺麗。







ハルザキヤツシロランの花 ハルザキヤツシロラン

落ち葉の中からそっと顔を出していたハルザキヤツシロランの花。
地上には小さな茎と花しか出さない超地味な腐生ランだけど、
なんだかとっても気になる存在。






エゴノキ エゴノキ

エゴノキの花もまだあちこちでで咲いていたり落ちていたり。たまにピンクの花も。
(右の写真は友人に教えてもらった濃いピンクの花をつける樹)










2014年3月7日

 本日、21:00にWeb shop に販売用のトンボ玉作品4点をアップします。久しぶりの日時告知ありの通常販売になります(通常販売では作品をアップした直後に売れてしまうことが多いです。何卒ご了承くださいませ)。
 今日販売する作品は以下の4点になります。たまには事前に販売作品の画像を載せてみますね。ではでは、どうぞよろしくお願いいたします~。



アカクラゲの海  一粒の海

左:「アカクラゲの海」   右:「一粒の海」*

*注.... この玉、うっかりシンデレラウミウシの卵塊パーツを入れ忘れました(汗)
代わりにケヤリムシが2個体になっていますが、
いつものデザインのシンデレラウミウシ版「一粒の海」がご希望の方はご注意くださいませ。



魚石  魚石

左:「魚石(青)」   右:「魚石(緑)」
どちらも中の魚の種類は sp.C です。






2014年3月5日

 先日のオークションの作品に入札くださった皆さま、どうもありがとうございました!いつも入札してくださる方々には本当に感謝していますっ。先月は新作制作に気合を入れたので販売用の作品がほとんど作れませんでした。今月はいつものように作品販売をやりたいと思います。とりあえず、トンボ玉を4点ほど明後日(7日)21:00に販売する予定です(告知ギリギリですが...すみません)。次回はかなり久々に日時告知ありの通常販売です。今月後半にはまた抽選販売を行なうつもりですので、通常販売が苦手な方はこちらの抽選販売までもうしばらくお待ちくださいませ。ではでは、まずは明後日の通常販売、どうぞよろしくお願いいたします~。

 
 先月末、イシカワガエルが気になってまた夜のヤンバルに。ちょっと静かな夜でしたが、色々な生き物たちに会えました~。


オキナワヤモリ

寒い日もわりと活動しているオキナワヤモリ。
森林棲のけっこう大きなヤモリさんです。







ガラスヒバァ

そ~っと徘徊していたガラスヒバァをそ~っと撮影。
この日はヒメハブさんも何個体か出てました。







幼虫とクモ

クワズイモの葉の裏で。
この幼虫、顔がニャッキみたいでカワイイですねぇ。







オキナワイシカワガエル

そして、今年もこの子に会えましたっ!

 上の写真は毎年お会いしているあのオキナワイシカワガエルさんです。2004年から写真記録をとっているので今年でもう10年の付き合いです。最初に撮影した時、明らかに3歳を越えた成体の大きさだったので、現在は間違いなく13歳を越えてる個体です。毎年繁殖期になるとほぼ同じ場所に出てくるんですが、今回は珍しくいつもの場所から10mくらい離れた場所に鎮座してました。やっぱり片目(写真に写ってる方)はほとんど見えてないみたいです。この大きさならヘビに丸呑みされる可能性は低そうだし、基本的に待ち伏せして体に触った虫などを食べる採餌方法みたいなので、片目が見えなくても案外何とかなるのかも知れません。とにかく今年も元気な姿が見られて嬉しいです。

 天然記念物に指定されている動物は現状変更が法的に禁止されているので研究者でも気軽に生態調査ができず、生活史や行動の解明もなかなか進んでいないものが多いんです。オキナワイシカワガエルも寿命や行動範囲などほとんど何も分っていない種なので、以前学術誌にこの記録の報告文を書こうとしたんですが、「斑紋パターンが同じだからって完全に同一個体とは断定できない」と研究室の教授に言われ、忙しかったのもあって書くのを止めてました(模様による個体識別は動物の生態研究では普通の手法なんで納得いかなかったんですけど...)。この個体の片目が白濁してからはもう完全に同一個体と断言できるので、10年の節目で報告しようか~と思ってたんですが、昨年に他の方が同じ個体の同様の内容で報告文書いてたみたいです。そんな偶然って..........書く手間が省けました(笑)。






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