彩元堂看板

 日記 (2014年4月)

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2014年4月24日

 今月中旬、家族旅行で神奈川&東京に行ってきました~。私のお目当ては新江ノ島水族館。この時期の水族館には春を告げるクラゲとして有名な「カミクラゲ」が展示されてますっ。日本だけに生息しているクラゲですが、残念ながら沖縄では見られないんです。5月になるとカミクラゲの季節も終わってしまうので、今回はしっかり展示されてる時期を狙って行ってきました(以前、5月に同水族館に行ったら触手の短い弱った感じの子が一個体だけ泳いでました)。本当は水族館じゃなくて海に潜ってじっくり見たい生き物だけど、それはもうちょっと子育てが落ち着いてから...。





カミクラゲ

可愛いのがたくさんポンポンと泳いでいました。
とっても、とっても美しい~!







カミクラゲ

まだ生態がよくわかっていないカミクラゲ。
なんともミステリアスな感じでステキです。
今回は色んな個体をたっぷり見つめることができてシアワセでした。
もちろん、カミクラゲ以外の様々なクラゲにも会えて大満足~。





カミクラゲの海

傘の中には4本の放射管、そこから左右に細かい盲管がたくさん伸びて.....
口柄が中心にぶら下がってて、口柄と放射管の間にちょこっと生殖腺......
↑これらの特徴をこれまで以上に正確に作ろうと頑張ったのがこれ。
盲管の表現方法は何年もずっと悩んだ末に、何とか形になりました。
小さすぎて、自分でもほとんど見えてない状態で無理やり作ってます(汗)




カミクラゲの海

より緻密になった「カミクラゲの海」を標本壜付き木製展示台と合わせて
今月のグラス2Hオークションに出品しました。

今回の展示台は照明の付いていないシンプルなものなので、
窓際やデスクライトの下など、明るいところに置いていただくと玉が綺麗に見えますよ~。




カミクラゲの海 カミクラゲの海

標本壜を外すと展示台の中にはカミクラゲペンダントがっ。
このクラゲさんを色んな角度から眺める目的で付属させたアイテムです。

トンボ玉「カミクラゲの海」と標本壜付き展示台、
それにペンダントがセットで一つの作品になってます。




カミクラゲ

ペンダントは窓際に吊るしてサンキャッチャーみたいに飾っても良い感じです。

 今月のグラス2Hオークション出品作品 【「カミクラゲの海」展示台&ペンダントセット】 の入札期間は4月24日(木)から4月28(月)22:35までです(自動延長あり)。今回のグラス2Hも素敵な作品がたくさん並んでますねー。毎回とても刺激になりますっ。ではでは、どうぞよろしくお願いいたします。

Glass 2H オークションサイト
グラス2H


 旅行で神奈川に行った一番の目的は、夏の個展の下準備のために横浜の「ギャラリー元町」に行くことだったんです。オーナーの宮地さんと色々楽しいお話しをてきました。個展は8月4日から8月10日に「ギャラリー元町」で開催する予定になってます。まだ詳しいことは決まっていないので、内容が決まり次第正式に発表したいと思います。

 ちなみに息子にとって今回の旅行の目的は「新幹線」に乗ることでした。飛行機に乗って、新幹線やモノレール、色々な電車にもタクシーにも乗れてご満悦の様子(笑)。でも水族館のクラゲにはなぜかあんまり興味を示さず....息子もクラゲ大好きだと思ってたのになぁ。


 今月の抽選販売、月末あたりに少数を販売できるかどうか....という感じです。実は数週間前からずっと風邪気味で体調が悪く(旅行中もちょっとキツかったんです)、昨日ついに病院で「またマイコプラズマ肺炎ですよ」と診断されてしまいました(涙)。上に載せたあの「カミクラゲの海」は、39.4℃の高熱を出しながら意識がフラフラのスペシャルな状態になって完成させた自慢の一品でございます(笑)。作品が全然作れてないのはこのカミクラゲの改良にかなり日数をかけてしまったせいもありまして....。体調の方は薬も効いてかだいぶ良くなってますので、これから何点か作ろうと思ってます。作品販売をお待ちの皆さま、本当に申し訳ありませんっ。 m(_ _)m






2014年4月12日

 またまた夜のヤンバル日記。4月10日の晩の様子です~。


 
イボイモリ

イボイモリは産卵の時期です。
お腹の膨らんだメスが歩いてきて、石の上でポーズをとってくれました。







オキナワイシカワガエル

今回もまたお馴染みの“あのイシカワさん”に会えましたっ。
もうオキナワイシカワガエルの繁殖期も終わりです。
次の冬までお元気で~。






シイノトモシビタケ 沖縄

今年初のシイノトモシビタケ。
他の場所ではアミヒカリタケもちょこっとだけ生えてました。
いよいよ光るキノコがニョキニョキのシーズンです~。





*


家族写真

ダリと娘がいつの間にやらだいぶ仲良しに♪
夜もよく一緒に寝てます。
娘がぐずってる時にダリを見せるとすぐにご機嫌になるので、
最近のダリはとっても役に立つ猫なのです。ダリ、ありがと~。

前にもこんな構図の写真撮ったような....。






2014年4月6日

 最近の暖かくて雨の多い日々、このグッドコンディションでヤンバルに行かなかったら私、ストレスでダメダメになってしまいますっ。そうならないように無理やり時間を作って友人と夜の森に~。今回もめっちゃ楽しかったですっ!


カレハヤコウタケ

月のない真っ暗な夜の森で、幻想的な光景に出会いました。
目線の高さで広範囲にほわっと仄かに光る物体。
長時間露光で撮ってみるとクリスマスツリーみたい!
なんて綺麗な....。




ライトをつけると...↓

カレハヤコウタケ

折れて枯れたイタジイ(スダジイ)の大きな枝です。
光っていたのはこの枝に付いているたくさんの枯葉。
こんな規模で枯葉が集中して発光している光景にはなかなか出会えませんっ。







カレハヤコウタケ カレハヤコウタケ

左:発光しているボロボロの枯葉。よく見ると枝の部分は全然光ってませんね。
右:光る枯葉の表面には小さなキノコが生えていました(キノコ自体は光ってません)。

光っているのは枯葉を分解している発光菌の菌糸です。
「カレハヤコウタケ(仮称)」と呼ばれている未記載の発光菌なのかな...。
↑こう呼ばれている発光菌にも複数種含まれてるらしいです。
枯枝が光ってるのも時々見ますが、あれはまた別の発光菌っぽい...。



カレハヤコウタケ

すぐ下の地面に落ちていたイタジイの光る枯葉。
こっちにもキノコが生えてましたが、柄が長いものが多かったです。
同じ種類なのか違う種類なのか、さっぱりわかりません。
様々な色のイタジイの枯葉が落ちていますが、光るのはこの白っぽい色の枯葉。






光る落ち葉 カレハヤコウタケ

地面でもイタジイの枯葉がたくさん光ってますっ。
 

  この地面で枯葉が点々と光ってるステキな光景は、実はヤンバルの森では特に珍しいものではありません。枯葉の発光はとても弱いので、真っ暗な夜にライトを消してしばらく目を慣らさないとはっきり見えてこないんです。なので、目を凝らして見ようとしなければなかなか気づかない、そんな存在です。
  イタジイの枯葉を分解する発光菌はまだほとんど研究が進んでいませんが、イタジイが優先するヤンバルの森の生態系にとって非常に重要な生物なんだと思います。今回見た枯枝みたいに地面に接していない葉にもびっしりと摂りついて分解してるなんて、この森の空気中は発光菌の胞子だらけなんじゃ...とか葉が生きてる時からすでに菌が付いていたり...とか色々考えちゃいます。発光菌が光る理由も謎ですが、誰も知らないことだらけでワクワクしますねぇ。今回見た光る枯葉&キノコは友人が採集して研究者に送っていますので、これからちょっとずつ色々なことが分ってくると思います。
  この日は発光菌でかなり満足したんでそのまま家に帰りましたが、途中、田んぼでヌマガエルたちが激しく合唱していてディジュリドゥの音みたいに響いていたのがかなり気になりました。次はカエルさん目的で...。

 
 

  先月末の抽選販売にお申し込みくださった皆さま、どうもありがとうございました!ちなみに今回販売した4作品のご希望者数は35~46程度の倍率でした。今後もどうぞよろしくお願いいたします。また、オークションの方もご入札くださった皆さまにも見てくださった皆さまにも心より感謝いたしますっ。

  先月は突然トップページのカウンターが一日で4000以上も回った日があったりして何事かと焦りましたが、どうやら海外から私のサイトを見てくださった方がとても多かったみたいです(ありがたいメールを数件頂きました)。たくさんの人に作品を見てもらえるのは本当に嬉しいことで、大変励みになりますっ!がんばろ~。






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