彩元堂看板

 日記 (2015年3月)

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2015年3月27日

 ただ今、トンボ玉作品の抽選販売を実施しています(抽選の受付は本日23時までです)。今回販売する作品は No.1 「オキクラゲの海」、No.2 「カミクラゲの海」、No.3 「赤海月」、No.4 「一粒の海」 、No.5 「落ち葉の花」、No.6 「魚石(青,sp. E)」 の6点です。どうぞよろしくお願いいたします~。  * 抽選は終了しました。ありがとうございました!

 

 
トンボ玉作品の抽選販売

↑画像をクリックすると抽選販売特設ページに入れます。

 

 昨日のグラス2Hオークションでは、入札してくださった皆さま&観てくださった皆さま、どうもありがとうございました!!!





2015年3月20日

 次の抽選販売は今月上~中旬を予定、と書いてましたがスミマセンっ! 今期もやっぱり風邪をこじらせたり色々あったりでまだ準備できてません(涙)。3月27日(金)に実施する予定です。本当に申し訳ありませんが、どうぞよろしくお願いいたします~。

 先月と今月はテレビ番組の取材を受けておりました。九州・沖縄で放送中のTV番組『KIRIN Presents 世界一の九州が始まる!』で次回、私が紹介されますっ。
 「生き物 バンザイ!! ~トンボ玉に息づく小さな生命~」
  九州ブロック(TBS系列): 3月22日(日)午前10時15分から放送
  沖縄(RBC): 3月27日(金)深夜1時10分から放送
 これまで何度かテレビの取材を受けましたが、今回のものが一番“密着”取材でした。実は前回の抽選販売の時も朝から横でカメラが回ってまして...(汗)。スタッフさんたちの熱意にはもうホントに感謝感謝です!九州・沖縄にお住まいの皆さま、観ていただけると嬉しいです。

 番組の中でも話してるかもしれませんが、私は作品をより魅力的にする要素の一つとして「どうやって作ってるの?」と不思議に思ってもらうことを密かに意識して作っていますので、制作工程の重要な部分はこれまでも今回もナイショにしています(これは作家になる時に決めたことで、私の作品制作の一部始終は妻も含めて誰も見たことないんです。ムフフ...)。もともと追及しているのは高度な技術ではなく“私なりの表現”なので、技術面ばかりに関心を持たれると作品の本質が霞んでしまうかも...という余計な心配もありまして今後も制作工程の多くは語らないと思います。面白い作り方を思いつくとすごく誰かに話したくなったりするんですけど...。
 ↑ついに“作り方はナイショです”、と明記しました! いつも「どうやって作ってるんですか?」という質問をいただくと嬉しい反面、曖昧な説明しかできなくて申し訳なく思ってたんですが(全体の大まかな流れは説明してるつもりですが)....これでちょっとスッキリ(笑)。




シリケンイモリのトンボ玉

2015年3月制作 「木漏れ日に漂う(冬景色)」

木漏れ日が射す小さな水場にシリケンイモリさんが静かに漂っています。
水面にエゴノキの花が浮かぶ冬~春先のヤンバルの景色。
冬景色バージョンの制作はこれで3個目。


シリケンイモリとエゴノキの花

反対面では花は一個だけ。
花が水面にポトッと落ちた瞬間で、花の周りには波紋が広がっています。
シリケンイモリも遊泳姿勢です。

裏表各面で静と動を表現してみました。

 

 この「木漏れ日に漂う(冬景色)」は今月のグラス2Hオークションに出品しています。入札日は3月26日(木)、終了時間は22:00です (自動延長あり)。なお、本品には展示・収納用の紙製標本箱が付属します。それでは、今回のオークションもよろしくお願いい たします!

Glass 2H
↑Glass Art Auctions ↑



*
↓最近の家族写真とか。




娘も風邪でダウンしたり...。








庭のブランコもしっかり活躍。








ダリも歳とって大人しくなってきて、だんだんいい感じの枯猫に。
まだまだ長生きしてね。





タコの山

子供たちが生まれた病院の近くにあるタコ公園。
昨年のイカタコ展で全国に点在するこのオブジェの魅力を教えてもらってから
ず~っと気になってたんです。ようやく遊びに行きました。
レトロな佇まいがたまりません。



タコの山

カメラ(E-M5Ⅱ)についてるアートフィルター「ドラマチックトーン」で撮影したら
すんごい怪しい雰囲気に。ドラマチックすぎる....。
普段アートフィルターってほとんど使わないんですが、遊んでみたら楽しいなぁ。

この異形のタコ遊具、下部に普通の階段が無く表面がツルツルなので
2歳の娘は全然滑り台の上まで登れず...ぐるぐる回ってもがいてました(汗)
タコといっても眼も付いていないし随分アートな造形だと思ったら、
オリジナルはタコとして作ったものじゃなかったんですね。
この遊具を制作していた前田環境美術株式会社のサイトに
タコのすべり台誕生のエピソード”が紹介されてました。



2015年3月5日

 いつも通ってるヤンバルの沢で、今年もハナサキガエルの一斉産卵が行われましたっ。
 

ハナサキガエルの抱接ペア

繁殖場の近くではあちこちにハナサキガエルの抱接ペアが。
雌のお腹は卵でパンパンです。
この日(2月26日)、一か所目の繁殖場の淵ではもう産卵が終わりかけでした。
友人の話では前日盛り上がっていたそうです。



ハナサキガエルの雄

ピヨピヨと綺麗な声で雌を呼ぶ雄。
この声、本当に癒されますー。



ハナサキガエルの雄

いつ見てもカワイイですねぇ。



そして後日(3月1日)、ちょっと確認したいことがあってまたこの沢に。
毎年大規模な一斉産卵が行われる繁殖場の滝壺をチェックです。
この滝壺は昨年2月9日に運良く一斉産卵を見ることができた場所で、
そこから今年の産卵日は2月28日頃と勝手に予想してたんですが...。

ハナサキガエルの産卵 ハナサキガエルの繁殖

予想日より一日遅れて行ってみたら見事にビンゴ!神様ありがとう~。
滝壺の水中にはハナサキガエルがいっぱいでした。
水中に20ペア以上、陸のものも合わせると30以上の抱接ペアが集まって
待機雄もたくさんいました。ちょうど一斉産卵が始まった感じの状態。
滝壺はもうお祭り騒ぎですっ。


ハナサキガエルの繁殖

水中をよく覗いてみると、あちこちにこんなカエル玉が。
もう、何匹くっついてるのかわかりません...。

邪魔しちゃいけないのでちょっとだけ撮影して早めに撤退しました。
そのため産卵シーンまでは見てないですが、
翌日の昼に見に行った友人の話では産卵はほぼ終わってたみたいです。
一日限りの一斉産卵でした。今年もしっかり見られてシアワセ♪

サカモトサワガニ

滝壺の傍らでハナサキガエルの雌を食べていたサカモトサワガニ。
カエルたちのイベントでたくさんの生き物が恩恵を受けてますね。

 

 この滝壺では通常1月から2月に産卵があるんですが、3月までずれ込んだのは知ってる限り初めてのことです。カエルたちが一斉産卵をやるタイミングについては、未だによくわかっていないんです。私も月に2~3回しかヤンバルに行けないのでなんとか産卵日を予想できないかあれこれ考えてまして...。
 今回私が確認したかったのは“旧暦(太陰太陽暦・天保歴)”です。普通生物の研究で使われるのは新暦(太陽暦)ですが、実際どっちがカエル繁殖予測の精度が高いか気になっていました。カエルの繁殖に月周期が強く影響している場合は旧暦の方が良いかもしれないので。
 昨年の産卵日は旧暦1月10日(新暦2月9日)で、今年の旧暦1月10日は新暦2月28日(産卵予想日)だったんですが、さすがにこんなに産卵が遅かった例を知らないもんで、ちょっと疑ってました。昨年は旧暦では9月に閏月あって1年が13ヶ月になり、その関係で例年より一ヶ月ほど新暦とズレが生じています。なので、新暦と旧暦のどっちがカエル予測により適しているか調べるのに良い機会だと思ってました。

結果、実際の滝壺でのハナサキガエルの産卵日は、
 ・新暦では・・・・昨年2月9日、今年3月1日 
 ・旧暦では・・・・昨年1月10日、今年1月11日 
新暦ではかなりズレてますが旧暦の精度かなり高いっ!
なお、旧暦でほぼ同日ということは月齢もほぼ同じということになります。

 ちなみに今期のリュウキュウアカガエルの産卵もチェックした場所では旧暦的にはほぼ例年通りでした。実は以前にもアカガエルの産卵日を旧暦変換して調べたところ、二年連続同じ日に産んでることがありました。「ことがありました」というのは大きくズレた時も結構ありまして...。
 今のところ、“旧暦でカエルが繁殖場に集まる日をある程度予測できて、後は産卵場の水量が産卵に適した値になるまで何日か雨待ち状態”ってことなのでは...、と推測しています。今回も久々にまとまった雨が降った直後の一斉産卵でした。いや、実際は全然違うのかもしれませんが、そんな風にいろいろ仮説を立てて毎年楽しんでます。
 注) もちろんハナサキガエルの産卵はそんな単純に予想できるものじゃありません。旧暦でもズレる時はかなりズレてますので今回はたまたまかもしれません。何か法則が見つけ出せれば、というパラメーターの候補の一つとして旧暦も、っていう話です(メトン周期とか、もっと複雑な要素も考えた方が...ですね)。

 でも、これ読んで来年から繁殖場に来る人が急に増えたらどうしよう...(笑)。カエルの繁殖観察にはホタル観察のような明確なマナーやルールは示されてませんが、繁殖場に大人数で入らない、長居しない、大きな音を出さない、明るいライトで照らさない(赤ライトがオススメ)等々とりあえず普通に思いつくことだけでもしっかり気をつけるよう心掛けたいですね。

 今回載せたハナサキガエルの写真は、私の英語サイトのブログにもっと大きな画像を載せています(他の写真もちょっとだけあります)。英語サイトも時々こっそり更新してますのでたま~に覗いてただけると嬉しいです。
 → Blog (Gen Masunaga English Site)


 カエルの産卵が気になりすぎて結婚記念日を完全に忘れてました。私、残念な夫です。妻も忘れてて助かったんですが...(汗)。



*

そしてたまにはカメラの話も。
(今回はオタクな話ばっかりですみません)

OM-D E-M5

先月誕生日だったんでついつい買っちゃいました、左のカメラ。
“オリンパス OM-D E-M5 mark2”です~♪
右のカメラは2013年からメインで使っていた旧機 OM-D E-M5。
(この旧機はもう友人に売ってしまいました)

 2年ほど前にメインのカメラシステムをキヤノン(EOS 40D)からマイクロフォーザーズに替えました。ホントはフルサイズの EOS 5D を買うつもりだったんです。でも、その価格で E-M5 と明るいレンズ2本(Nokton 25mm/f0.95 と Nokton 17.5mm/f0.95 )が買えちゃうなぁ、と一瞬悩んでレンズ重視でこっちにしました(Nokton 25mm 以外は中古購入です)。人の目より明るいこのf0.95のレンズたち、私的にカエル撮影に超便利なのです。暗闇でもほんのちょっとの明かりがあれば余裕でピント合わせができるので、カエルちゃんにほとんど影響を与えることなく撮影できます。マイクロフォーサーズだとあまり絞り込まなくても被写界深度が深めなのでストロボの光量も極力弱くできて、非常にカエル撮影に適したシステムだと思ってます(そしてとってもコンパクト)。今の撮り方だとカエルの至近距離からストロボを十回くらい光らせてもカエルの瞳孔は開いたままなので、カエルも眩しがってないみたいです(もちろん瞳に直接強い光が当たらないように色々調節してます)。

 今回、まだまだ現役で使える E-M5 から E-M5 mark2 に替えたのは、新機能「ライブビューブースト2」のため。星の撮影などで構図を決めるために暗闇でも明るく表示してくれる機能なんですが、これはカエル撮影に使えますっ。表示がカクカクになりつつも暗い中で一応被写体が見えるので、(私的に)暗いf2.8のレンズでも何とか使えるようになりました(カメラの反応が極端に遅くなるのでコツと忍耐が必要ですが...)。縦撮りを多用するのでモニターがバリアングルになったのも超ありがたいのです。すべてはカエルちゃんのため~(いや、私の趣味のためです...)。

 

CANON F-1 & OM-D E-M5 mark2

昔使ってた大好きなカメラ、キヤノン F-1 と E-M5 mark2 のツーショット。
どっちもカッコイイ!今回の E-M5 mark2 はデザインもかなり良いですっ。

近年ようやく各社から以前の直線デザイン系の一眼が出はじめて嬉しいです~。
ルイジ・コラーニがデザインしたキヤノン T90 以降、一眼レフは曲線的になりましたが...
そこから現行のEOSまで全くブレてないキヤノンのカメラデザインも素敵っ。





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