彩元堂看板

 日記 (2015年4月)

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2015年4月30日

 ただ今トンボ玉作品の抽選販売を実施しております。今回販売するのはNo.1 「魚石(青, sp. B)」、No.2 「魚石(灰色, sp. C)」、No.3 「魚石(緑, sp. E)」、No.4 「カミクラゲの海」 、No.5 「バイカモの陰で」 の5点です。抽選の受付は本日23:00までとなっております。どうぞよろしくお願いいたします~。 * 抽選は終了しました。ありがとうございました!




↑画像をクリックすると抽選販売特設ページに入れます。


 --沖縄にお住まいの方にTV放送のお知らせです--
 次回放送される RBC のTV番組「沖縄BON !!」で私と作品が紹介されます。
 ・放送日時:5月2日(土) ひる12:00~ 琉球放送(沖縄県のみの放送です)

 前回紹介していただいたTV番組「世界一の九州が始まる!」は私の放送回が九州地区で今年一番の高視聴率になったそうで、もう本当~にありがたい限りですっ。今回の「沖縄BON !!」では、前回取材していただいた内容を再編集して20分程紹介していただけるみたいです。「世界一の九州が始まる!」は沖縄では深夜放送だったんですが、今回は土曜のお昼ということでより多くの方に見てもらえそうで嬉しいです~(毎回ちょっと恥ずかしさもありますが...)。

 前回放送の沖縄BON !! もガラス関係の内容で、琉球ガラス村の職人さんがヴェネチアに行くお話だったんですね。見たかったなぁ...。



2015年4月21日

 トンボ玉の新作を紹介します~。良い玉ができました♪


「潮のまにまに」

「潮のまにまに」 2015年4月制作

海面に浮かぶ流れ藻(ホンダワラ類)とその下を泳ぐ無数の海月たち。
港で海を覗くとよく目にする光景をトンボ玉で再現しました。
アカクラゲとミズクラゲが群れる本州の港湾内の景色です。
(そういえば沖縄の海ではアカクラゲに遇ったことがないような....)


「潮のまにまに」アカクラゲ・ミズクラゲ・ホンダワラ類

アカクラゲ3個体、ミズクラゲ11個体が漂っています。
直径28mmのトンボ玉の中に海月たちが14個体も入っているんですが、
ミズクラゲの透明度を上げたりパーツをかなり小さくしたりと
とにかく窮屈な感じにならないように慎重にデザインしました。
アカクラゲも従来のものより赤味を抑えてホンダワラと色調を合わせてます。



「潮のまにまに」

掌に小さな海をぎゅっと握ってみたり....。
重なり合う海月たちの透明感がイイ感じです(自画自賛)。








海面に浮かぶホンダワラ類の切れ端(写真左)。丸い粒々はホンダワラの気胞です。
葉の表面には不規則なテクスチャが施してあります。

本品は制作過程で何度も透明ガラスを重ねているため、
どうしても透明部分に脈離や白点が多く表れてきます。
これらのユラユラや細かい粒子は意図したものじゃないんですが、
なんだか実際の海の中に似てなかなか趣深い表現だと思ってます。

現代のスッキリ平面な窓ガラスより昔の気泡入りのユラユラ窓ガラスの方に
妙な魅力を感じてしまうのとよく似た感覚...かも。

日光にかざして回しながらじっくり鑑賞してもらいたい作品でございます。

 私の作品カテゴリーの中では大量発生がテーマの「水球系」になりますが、かなり「自然環境系」の要素も入った作品です(作品タイトルも後者の系列ですし...)。この先、もうちょっとデザインが変更されて環境要素が強まったら「自然環境系」に移るかも...。この辺のカテゴリーも再編成が必要かなぁ。

 この「潮のまにまに」は今月のグラス2Hオークションに出品しています。入札日は4月27日(月)、終了時間は22:30です(自動延長あり)。なお、本品には展示・収納用の紙製標本箱が付属します。
 この作品は今後も作っていく予定ですが、シンプルなデザインとは裏腹にこれまで作った作品の中で一番パーツ数が多くて作るのがしんどいので、たぶんあんまり頻繁には制作できないと思います(最近の新作はどれもそんな感じですが...)。ではでは、今回のオークションもよろしくお願いいたします!

Glass 2H
↑Glass Art Auctions ↑





*
古いモノのお話し。
(またマニアックな内容なので読みたい方だけ....)

スーパータクマー50mm/f1.4

↑最近拾ったジャンクカメラ。
"ASAHI PENTAX SPOTMATIC" に標準レンズ "Super-Takumar 50mm f1.4"。
1964年に発売された古~いカメラ&レンズです。
ずいぶん使い込まれたこのカメラ、あちこちに露出してる真鍮の地金が超カッコイイ。




E-M5Ⅱ+Super-Takumar50mm/f1.4

この "Super-Takumar 50mm f1.4" 、分解掃除したらかなり綺麗になって復活っ♪
で、マウントアダプター経由でE-M5Ⅱにこのレンズを装着してみました。
デザイン的にとても似合ってます。このルックス、もう大好きっ。




Super-Takumar50mm/f1.4 E-M5Ⅱ+Super-Takumar50mm/f1.4

左: M42マウントの Super-Takumar 50mm f1.4 と
M42→マイクロフォーサーズのマウントアダプター。

右: このマウントアダプター、ヘリコイドが付いているのでにょーんと伸ばせて、
レンズの最短撮影距離よりもさらに被写体に近づいて接写できるようになります。
これが極めて便利だったりします。
 

 Super-Takumar 50mm f1.4 といえば放射性物質のトリウムが使用されたアトムレンズとして有名なんですが、私の手元にあるのはトリウムを使ってない初期型(modelⅠ、重さ245g)でした。最初の一年だけ製造されたらしい8枚玉構成のちょっと珍しめのレンズです(アトムレンズのmodelⅡは7枚玉構成、238g)。なんだかラッキー(笑)。

 たまたまタダで手に入れた半世紀以上前のこのレンズ、デジカメに装着して写して見たら柔らかくて良い雰囲気の描写にびっくり。実用上の問題もなく、もうとっても気にいっちゃいました。実は上に載せた新作「潮のまにまに」の写真は全部このレンズで撮影したものです(全てトリミングなし)。ヘリコイド付マウントアダプターのおかげでマクロ撮影も超快適にこなしてくれます。昔のレンズらしくコントラストは低いし逆光にも弱くて開放では収差でホワホワなのですが、その辺の描写の味がスッキリ洗練された写りの現代レンズと全く違って非常に楽しいです。低コントラストでフワッとした描写が“湿度”の表現に使えそう....とか色々考えてしまいますね。まだまだ現役で働いてもらいますよっ。お気に入りレンズが手に入って幸せ~。





2015年4月19日

 今月前半もなんだかんだで慌しく過ぎて行きまして....(汗)。それでも何とか2度ほどヤンバルの森を深夜徘徊してきました。やっぱりこの季節のヤンバルは格別で楽しすぎます~。

 

 
ヤマトクロスジヘビトンボ

月の綺麗な夜、ヤンバルヘビトンボ(*1)が枝に産卵していました。
ヘビトンボって成虫も幼虫もかっこ良くって大好きな昆虫です。
初めて産卵シーンに出くわしたんで興奮してずーっと眺めちゃいました。
英語版サイトのブログにこのヘビトンボの大きめの画像を数枚張ってます。

*1 当初、ヤマトクロスジヘビトンボと書いていましたがヤンバルヘビトンボでした。
教えてくれた友人に感謝です~。(2015/4/30 修正)

ガラスヒバァ

ガラスヒバァも元気に徘徊中。
レンズが気になったみたいで舌でひたすらチロチロされましたが....
うーん、カワイイ。





オキナワイシカワガエル

若いオキナワイシカワガエル。
周りの苔に溶け込んでます。






オキナワイシカワガエル 幼体

もっと小さなちびイシカワも。
こっちは苔の表面をじっくり探して何とか見つけた子。






ナミエガエル 幼体

体長1.5cmほどのナミエガエル(上陸個体)。
この子も周りの石粒と完全に同化してますね。





ホルストガエル 幼体

ホルストガエルの幼体も。
ちびホルストは背中が明るめの茶色で割と見つかりやすそう...。






もこもこ毛虫さん

モコモコの毛虫さん。何かな?
背中の毛が歯ブラシみたいで撫でたくなっちゃいますね。






シイノトモシビタケ

シイノトモシビタケ。何度見ても良い光ですねぇ。
私が行った時はもうこの株しか残ってなかったんですが、
今期はかなり一斉にわさっと生えたそうで...見たかった(涙)


*



温泉ごっこ

海で温泉ごっこ中。
もう暑い日は真夏みたいです~。





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