彩元堂看板

 日記 (2015年5月)

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2015年5月21日


空想系作品 「ペルム紀幻影」

ペルム紀幻影

古生代ペルム紀に生息していた両生類"ディプロカウルス"がモチーフのトンボ玉。
化石(現在の姿)とそこから想像されるペルム紀の生息風景(過去の姿・幻影)を
玉の表面と裏面で表現した作品です。

久々に制作しました。
2013年7月に発表してから本品で3個目の制作になります。


ディプロカウルス

化石を見つめるとチラチラと脳裏に浮かぶペルム紀の景色。
当時の様子はこんな感じだったのかなぁ。
虹色を纏ったモノクロームの幻影。
(ガラスの表面は溶かし込んだ銀箔の効果で角度によって様々な色に見えます)




ディプロカウルスの化石

ディプロカウルスの化石。
今回はそれっぽい質感を表現するために、
ガラスの胎土に化石パーツを埋めておいてから
後でルーターを使って掘り出すという「発掘作業」をやってみました。
この作業、本物の化石をクリーニングしてるみたいでとても楽しいんです。
(発掘にはかなり時間がかかりましたが....汗)


ディプロカウルス幻影

生時のディプロカウルス(幻影)。
よく見ると化石の個体より頭がかなり幅広いですね。
ディプロカウルスは成長に伴って頭幅が大きくなることが化石から知られていて、
どうやら化石は若い個体、この幻影はもっと成長した個体のようです。
この幻影、化石になってしまった若い個体が見ている夢だったり.....。





なんでもありの空想系作品でさらに幻影ってことで、
実験的に光る仕様にしてみました。
闇の中に浮かび上がるシルエットが怪しげで良い感じ。


 この「ペルム紀幻影」、今月のグラス2Hオークションに出品しました。入札日は5月22日(金)、終了時間は22:40です(自動延長あり)。 本品には展示・収納用の紙製標本箱が付属します(一番上に載せた写真の箱です)。ではでは、今月のオークションもどうぞよろしくお願いいたします!明日が入札日です~。

Glass 2H
↑Glass Art Auctions ↑






2015年5月11日

 連休中に一度だけ夜のヤンバルを散歩できました。生き物的にとってもいい季節なんでホントは毎晩散歩したいんですが...。
 今回撮影してきたのは蟲ばっかりです。


変形菌

朽木の表面で粘菌(変形菌)が子実体になろうとして集まってました。
この集まり方はムラサキホコリの仲間かなぁ。
粘菌って、この子実体になり始めの状態が一番美味しそう(笑)。





トビムシと粘菌

よーく見ると、あちこちで小さなトビムシさんが粘菌を食べてました。
ヤマトビムシ亜科(Pseudachorutinae)に似たのがいるけど、
ムラサキトビムシ科(Hypogastruridae)にも似た形のが....。
うーん、トビムシって素敵だけど全然わかんない(汗)。
わからん生き物を観察するのって新鮮でめっちゃ楽しいです。



トビムシと粘菌

粘菌まんじゅうをムチューっと吸って召し上がってます。
全身モッタリしててかなりカワイイ。

↑上の画像、E-M5Ⅱのハイレゾショット機能で撮影してトリミングしてます。
高解像撮影にはそれほど興味無かったんですが、トリミング前提の撮影では
トリミング耐性が上がってかなり使えてます。マクロ性能がアップした感じ♪
(撮影中にカメラや被写体が動いたらダメなんで使える場面が限られますが....)





シロスジアゲハ幼虫

ん、やたらとでかい鳥の糞?.....
と思ったら糞のフリをしているシロオビアゲハの幼虫さん。






シロスジアゲハ幼虫

同じ木にシロオビアゲハの終齢幼虫もいました。
いかにもアゲハらしい幼虫さん。
さすがに終齢サイズでは鳥の糞に化けるのは諦めたみたい.....。





ザトウムシ

たくさん見かけるこの立派なザトウムシ、なんて種かなぁ...。







ツヤギセル?

艶はないけどツヤギセルさん?
ビシッと屹立してキノコを食べてました。
このキノコはクジラタケらしいです(友人に教えてもらいました)。

 



*




GWはいい天気でしたねー。
毎日あちこちドライブに行ってたっぷり遊びましたっ。

そして今、台風来てます.....(汗)





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