彩元堂看板

 日記 (2015年6月)

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2015年6月21日

 家族で北海道に帰省&旅行してきましたっ。


北海道の海

実家のある銭函(小樽市)の海岸。
あたりまえだけど沖縄の海と全然違う....。
波打ち際の匂いとか石の音とか、とっても懐かしかった~。







中山峠にて。
まだ雪が残ってるところがあってトンネルになってました。
娘にとってはこれが初めての雪。







洞爺湖でみんなで温泉入って花火見て。









あちこちの樹にくっついていたエゾハルゼミ?の抜け殻。
息子が大喜びで集めて大事に持ってたけど....最後どうしたっけ?






地衣類

樹皮で陣取り合戦してる色んな地衣類が地味に素敵。
今回は時期的にキノコが全然出てなくて......涙
そこらへんの地衣類ばっかり見てました。
沖縄のとはちょっと雰囲気が違ってこれまた楽しいです。




ポプラの綿毛

一面真っ白なのは雪じゃなくてポプラの綿毛(札幌市内)。
それにしてもすごい量の綿毛です。
辺りに綿毛がフワフワ飛んでて、
「ムシゴヤシが午後の胞子を飛ばしている....」的な雰囲気。




ポプラの綿毛

足元を見ると、大量の綿毛で困ってる感じの虫たちがたくさん。
大変ですねぇ。見た目は綺麗だけど...。








重要文化財の旧手宮鉄道施設(小樽市総合博物館)を散歩。
レトロな建物&機械類に囲まれてとっても気持ちいい~。






北一硝子Venice館

北一ヴェネツィア美術館ではヴィットリオ・コスタンティーニの作品展が!
だいぶ前にも同じ展示がやっていて、私はこれを見て初めてガラスに興味を持ちました。
ガラス作家になってから改めて見ることができて嬉しかったです~。
ヴィットリオ氏のガラス作品はリアルな動物の造形が特徴ですが、
細部まで本物そっくりに作りこむことを重視しているというより
一見リアルに見えるように動物の特徴を上手くデフォルメしてる感じの作風。
作家のセンスと個性がしっかり感じられて素敵です。



道立近代美術館

北海道立近代美術館ではちょうどアール・ヌーヴォーのガラス展が開催中!
一度じっくり見てみたい作品たちだったので超ラッキーですっ。
看板の作品はドーム兄弟の花器に装飾されたカタツムリ。
私の作品を展示してもらった時の看板もカタツムリだったのを思い出しました(笑)。
デザインしてる方、カタツムリ好きなのかな?

 今回初めてまとまった数のアール・ヌーヴォーのガラス作品を拝見しましたが、やっぱりエミール・ガレの作品は素晴らしかったです。ガレの感性、もの凄いですねぇ。
 ドーム兄弟の作品も非常に綺麗。でも、私的にはいまいちグッとこなかったです(ちょっと苦手)。ガレは明らかに生き物の命を表現しようとしてるんですが、ドーム兄弟は生き物をデザインとして扱ってる感じ。もともとガレの模倣をやって複数のデザイナーがデザインしているドーム工房の作品はどうにも職人的ガラス工芸品という印象が強くて...、ガレの創作物とは別ジャンルと捉えたらだいぶスッキリしました。

 アール・ヌーヴォーのガラス作品たちからもヴィットリオ・コスタンティーニの作品からも、本当にたくさんの刺激を受けました。自分の作風に影響が出過ぎないように十分注意しないと...(汗)。
 こんな感じで全く予期せずガラス関係でも充実した北海道旅行でした♪

 


*


 今月のグラス2Hオークションにトンボ玉作品「一粒の潮だまり」を出品しましたっ。明日が入札日です。





一粒の潮だまり

「一粒の潮だまり」 2015年6月制作。

本州・九州の岩礁海岸の潮だまりを再現したトンボ玉。
玉の中にはシロウミウシ、ケヤリムシの一種、クモヒトデの一種、
イトマキヒトデ、タテジマイソギンチャク、ミズクラゲが入っています。
玉の表面にはたくさんのシロスジフジツボが着生。


一粒の潮だまり

フジツボがニョキニョキで私の作品の中ではかなり存在感の強い玉。
2009年から作り続けてるレギュラー作品ですが、
制作にかなり精神力?が必要なデザインなのであんまり多くは作っていないです。
オークションに出すのは今回が初めて。


 このオークションの入札日は明日(6月22日)、終了時間は22:30です(自動延長あり)。本品には展示・収納用の紙製標本箱が付属します。それでは、今月のオークションもどうぞよろしくお願いいたします!

Glass 2H
↑Glass Art Auctions ↑






2015年6月9日




梅雨のヤンバル。
夜、森のあちこちでホシノヒカリタケが発光していました。









月明かりにキノコの光。
この雰囲気、いいですねぇ。
しゃがみ込んでずっと眺めてました。
すぐ隣にヒメハブさんがいたことに全く気づいてなかったんですが....汗







小さなベニヒガサもたくさん生えていました。
雨に濡れて一層鮮やかな赤に。








雨の日に生える傘、
キツネノハナガサ。








朽木にびっちりと生えたツノホコリ。










ホタル系の幼虫さん?
未熟なシロウツボホコリを食べてます。
この虫、いつも粘菌を食べてるような...。







こっちは先月も紹介したトビムシさん。
粘菌の中身を吸ってます。
近くにちょっと古いシロウツボホコリの子実体もありましたが、
そっちは誰も食べてませんでした。
やっぱり中身がジューシーな未熟な粘菌が美味いんですね。

↑この粘菌を食べてる蟲たち、沖縄に遊びに来てた礒野昭子さんと一緒に観察しました。
可愛いモゾゾちゃん(笑)。
今回も礒野さんと夜の森を散歩したり海で泳いだりと、大変楽しかったです~。
(あ、ただ今「 スタジオ i 」も沖縄編ですね)


*



こっちはうちの庭にいた綺麗なトビムシさん(アカイボトビムシかな?)。
超マクロ撮影、肉眼で見えない世界が楽しくって最近ハマってます。







ネコノミ

ちっちゃい生き物の撮影練習中。
弱ってるネコノミを見つけたので部屋でスタジオ撮影してみました。
下に写ってるのは定規で、1メモリが1mmです。




ネコノミ

撮影してたら、ネコノミになんか耳みたいのがあってパタパタしてる....。







別ショットをトリミングして拡大。
こんな感じで耳的部分がパタパタ動いてました。
ネコノミにこんな器官あったのか....。
もしかしてダニとか?...にしてはちゃんと左右に付いてるけど...。
結局何なのかわかりませんでしたが、
なんかネズミっぽくて、妙にネコノミが可愛く見えてきちゃいました(笑)。


 
 
 先日の抽選販売の作品も全て当選者さまへの発送が完了しました。作品の抽選倍率は45~73倍で、今回もたくさんのお申し込みを頂き本当にありがたい限りです!皆さま、どうもありがとうございましたっ。m(_ _)m





2015年6月5日

 本日はトンボ玉作品の抽選販売日でございます。今回も急に日程を決めたもので事前告知がほとんどできてなくて...どうもすみません。
 今回販売するのは、No.1 「アカクラゲの海」、No.2 「ミズクラゲの海」、No.3 「六月の森」、No.4 「魚石(青, sp. C)」 、No.5 「魚石(緑, sp. E)」 の5作品です。それでは、どうぞよろしくお願いいたします~。


トンボ玉抽選販売

↑画像をクリックすると抽選販売の特設ページに入れます。
* この抽選は終了しました。
販売準備もギリギリで何とかできました(汗)。
作品写真もかなり大急ぎで撮影したのでちょっとイマイチかなぁ....。





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