彩元堂看板

 日記  (2016年6月 その1)

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2016年6月13日

  クラゲさん、もう並べて見せちゃいます。
 

トンボ玉作品(クラゲシリーズ)

↑「境界」で展示されるトンボ玉【クラゲシリーズ】の作品写真。
狙ってライティングするとなかなか本物(生体)っぽい感じです。
ぜひ八丈島で実物をご覧くださいっ。
(ルーペご持参をオススメします)





クラゲのペンダント

「潮のまにまに(雫型)」
過去にオークションで一回だけ登場したこの海袋も「境界」のために再び作りました。
"トンボ玉"に含まれるかどうかの境界付近に位置している作品。




オークションにしか出ていなかった作品といえば、これも↓

金魚のトンボ玉

「無題(金魚の玉)」
私の魚石が誕生するキッカケになったあの金魚玉です。
今回のものは復刻版じゃなくて、魚石の中で一番新しい魚種[sp. F]の
パーツで作った境界用特別版ですっ(*)。sp. Fが一番金魚っぽいので。
通常販売のご要望が多い玉なんですが、私的にはもう一捻り加えたくてまだ模索中。
なのでタイトルもまだ「無題」です。

* もともと金魚玉のために作った魚が魚石の[sp. A]になりました。


境界作品の紹介、続きはまた近日中に〜。




また梅雨のヤンバルに...。

ハナサキガエル

森の中はいい感じの高湿度。
ハナサキガエルも結構出てました。







ハナサナギタケ

やたらあちこちに冬虫夏草が生えてました。
(不完全世代のものばっかりでしたが...)
上の写真のようなハナサナギタケはそれこそ大量発生的な状態。
いやぁ、ガも大変ですねぇ。





ウスキコナホタルタケ?

ホタルの幼虫から生えてるっぽいけど....なんだろう?
ウスキコナホタルタケ?
昔見たホタルの冬虫夏草とも少し違うような...。
また面白い生物に会えてシアワセ。







2016年6月9日

 来月1日からいよいよ八丈島でとんぼ玉硝子芸術展覧会「境界」が開催されますっ。出品作品の準備では皆さまにご心配おかけしてしまいましたが、なんとか50点制作完了して図録掲載用の作品の撮影も終えました。1月から毎日本当にキツかったー(汗)。低温火傷してる親指の組織が回復するまでちょこっとだけランプワークは休憩です。

 50作品のうち、約6割はトンボ玉ギャラリーで紹介している代表作品。残り4割くらいが町長さんからの要望でマイルールを多少破った作品(主に代表作品の変化バージョン的な...)や少しだけ新作とか、展覧会初登場となる作品たちです(←こっちは全て満天望での展示)。

 ではでは、展覧会作品の紹介です〜。 

アカチョウチンクラゲ

クラゲシリーズ新作「アカチョウチンクラゲの海」

ヒドロ虫綱・花クラゲ目・エボシクラゲ科
アカチョウチンクラゲ Pandea rubra






クロカムリクラゲ

クラゲシリーズ新作「クロカムリクラゲの海」

鉢虫綱・冠クラゲ目・クロカムリクラゲ科
クロカムリクラゲ Periphylla periphylla


* 上の2点はクラゲも全てガラスのみで作られています。
↑これ書かないと本物が入ってると思う人がいそうで...(^_^;)

 ついに深海領域に突入ですっ。「クラゲシリーズ」に新たに加わった深海性クラゲたちですが、これらの作品は私的にはかなり特別な試みで作られているんです。実は深海性クラゲのトンボ玉の制作は、2011年に深海クラゲ研究の第一人者であるドゥーグル・リンズィーさん(JAMSTEC 海洋研究開発機構)から「深海のクラゲでトンボ玉作りませんか?」とのメールをいただいたことが発端です。ようやく技術的にも形にできそうなアイデアが浮かんだため、リンズィーさんが撮影した写真や解説に基づいて作ってみました。リンズィーさんに制作協力(資料提供)していただき私としては初めての「専門家とのコラボ作品」となっています。

 私は自分がよく知らない生き物を作品のモチーフに選ぶのは極力避けているんですが、クラゲ類の形態的多様性がテーマの「クラゲシリーズ」作品群を展開していく上では深海性のクラゲ類をどうしても加えたいっていう葛藤がありました。そこで専門家とのコラボレーションなら...という形を選んだ次第です。今回作った作品たちはリンズィーさんが「すばらしい!」って言ってくださったのでとりあえず安心して世に出すことができます(笑)。ちなみに「アカチョウチンクラゲ」って素敵な和名もリンズィーさんによる命名ですよ。今後もコラボは続く予定です〜。

 この他にプチ新作の「ベニクラゲの海」や「ドフラインクラゲの海」も加わり、クラゲシリーズ全13種が展示されますっ。

 続きはまた近々紹介しますね。



 
ツマグロヒョウモンの蛹

昨日うちの庭で見つけたツマグロヒョウモンの蛹。
全体のフォルムも、渋い体色と金色に輝く突起の対比も、
もうホントに美しい〜。




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