彩元堂看板

 日記  ( 2016年9月)

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2016年9月25日

 オークション出品作品「あの海を想う - 漂着電球 -」の専用展示台が完成しましたっ。作品にはこの展示台がオマケで付属しますっ。


標本箱タイプの展示台

標本箱スタイル。
もちろん木箱から手作りです。





真鍮のラベルプレートは本物の古い標本箱に付いていたものを使用。
あまり磨かず古びた感じもそのままに。


標本の説明ラベル

蓋の裏が寂しかったので内容物を示す説明ラベルを作りました。
久々にドロー系アプリでお絵描きして楽しかった〜。
あんまり主張しないように薄〜くプリントしています。
(作品のラベルは全て褪色しにくい顔料インクのプリンターで出力してます)


 
蓋を閉めた状態。蓋の上部や箱の反対面に妙な真鍮部品がありますが....。


 
左:横の棒をネジネジ回して固定用ナットから外し、引き抜きます。
右:その棒を蓋中央の穴にねじ込んでしっかり固定。


 
箱の中から作品を取り出して、立てた棒に取り付けます。
(電球の底部に径3mmの穴が空いています)



作品展示台

左右の留め具で蓋をロックして展示台スタイルに変形完了。
こっちは標本箱よりガラス作品をしっかり見せられる飾り方で、
ぐっとアート作品らしくなりますね。

この箱は標本箱・展示台の2wayタイプですっ。
今回の作品はいつもより繊細な作りのスカルプチャなので、
しっかり立てて飾れる台を作ろうと思ってました。
また、普段は作品を箱に収納して保管したいという方もいらっしゃいますので
散々悩んで今回の形にしてみました。





今回も必要な真鍮部品はせっせと加工して作りました。
オークション作品のオマケに付属させる展示台ですが、
かなり気合を入れて作ったんですよー。
展示台を作るといつも思いますが、売りたくないくらいお気に入りです!(笑)



 先日の日記で「境界」の図録に「海草藻場をゆく」と「蛸海月」が載っていないと書きましたが、つまり「境界」の50点にこれらの2作品を入れられなかったんです。実は、「海草藻場をゆく」と「蛸海月」に入っている全長1cmほどの小さなタコクラゲのパーツ、これがなかなか成功しなくて出品するのを諦めました(海草藻場のワモンダコを作るのはもっと難しいんですが....)。今回の漂着電球は「境界」がらみじゃありませんが、こっそりと「境界リベンジ」的な意味がありまして...(笑)。ミニタコクラゲ、トンボ玉じゃないガラス作品、私の自作展示台、「境界」に出せなかったこれらの要素を混ぜて自然と文明の境界的なテーマで作品を創ってみました。


 このグラス2Hオークション出品作品「あの海を想う - 漂着電球 -」は明日、9月26日(月)が入札日です。終了時刻は22:00(自動延長あり)です。どうぞよろしくお願いいたします! 





2016年9月23日

 今月8日に実施した作品10点の抽選販売では145通のお申し込みメールを頂きました。なかなか当たらなくてもいつもお申し込みくださる馴染みのお名前を拝見するたびに本当にありがたくて、初めての方からのお申し込みもこれまたとっても嬉しくて....。 個別に感謝のメールは送れてませんが、作品を欲しいと思ってくださる皆さま、心から感謝しておりますっ! 次の抽選販売に向けて頑張ります〜。
 



コガネキヌカラカサタケ

庭のコガネキヌカラカサタケたち。
土砂降りの時を狙ってズブ濡れで撮影したのに、あんまり雨が写ってない...(涙)。
雨の度にワサワサと生えてくれて、
数週間で同じ場所からもう6回以上発生!

最近は全然ヤンバルに行けてないけど、庭のキノコたちのおかげでウキウキです。





ここから話が急に変わりますが...


電球たち

電球たち。ガラスと金属の造形、見れば見るほど美しいっ。
電球って全体のフォルム・フィラメントの形状・口金のタイプが実に多種多様で
無性にコレクションしたくなっちゃうんですが、いつもグッと我慢してます(汗)。
種類が多すぎて絶対置き場所に困るし....。

上の写真の口金部分が無い電球は海で拾ったモノ。

↓海岸を散歩してるとたくさん打ち上がってますね、漂着電球。

漂着電球

少しずつ朽ちながら生き物たちの住処・乗り物になって
長い月日・距離をプカプカ旅してこの場所に着いたって想像すると、
この姿がなんとも魅力的に見えてしまい...もう堪りませんっ。
きれいな電球も良いけど漂着電球はもっとロマンを感じる存在。
漂着電球には漁で使うような特殊なものも多くてつい色々探しちゃいます。


漂着電球

口金はボロボロだけどガラス部分はツヤツヤ。
ガラスは本当に朽ちにくいなぁ....





エボシガイ

漂流物にくっ付いているエボシガイ。
貝じゃなくてフジツボと同じ固着性甲殻類。
漂流物の象徴です。



↓そんなお気に入りのモチーフを題材にしたのが今回創ったガラス作品です。
(って、もう上の電球写真に写ってるのバレバレですね....笑)

「あの海を想う - 漂着電球 -」 

ガラス作品:漂着電球

ガラス作品:漂着電球

ガラス作品:漂着電球にタコクラゲ

材質:鉛ガラスに一部ソーダガラス使用
(フィラメントも口金も生き物も全てガラスでできてます)
大きさ:H43mm x W27mm
2016年9月制作

海で拾ったモノとそのモノが持つ海の記憶がテーマの「あの海を想う」シリーズの3つ目。
今回はタコクラゲたちが泳ぐ海の光景が映る"漂着電球"です。
錆びた口金に付着しているのは生涯をこの電球で暮らした3個体のエボシガイ。


↓電球の中に映っているのはこんな光景。

タコクラゲ

二ヶ月前に沖縄本島南部の海で撮影したタコクラゲの群れ。
今年の夏も元気にたくさん育ってました♪



電球コレクション

こんな飾り方も好き。

この作品には専用の展示台か標本箱を用意しようと思ってます。
これから作ります〜(どんなものにしようかな...)


 このガラス作品「あの海を想う - 漂着電球 -」は今月のグラス2Hオークションに出品しています。入札日は9月26日(月)、終了時刻は22:00(自動延長あり)です。どうぞよろしくお願いいたします!







ガラス作品「あの海を想う」も3種類になってようやくシリーズっぽくなってきました。

あの海を想う -ウニ殻-

あの海を想う -ビーチグラス-

あの海を想う -漂着電球-

このシリーズは私のトンボ玉じゃないガラス作品として
表現の可能性を模索している中で生まれてきたモノたちです。
海岸で宝物を拾い集めるように、ゆっくり少しずつ増やしていこうと思っています。




 グラスタウンさんの「Co展」で進行中の「境界おかわり」では、ただ今「増永さん、おかわりをお願いします」ってのが開催されてます。八丈島で開催されたとんぼ玉硝子芸術展覧会「境界」に出品された50作品の中で、これが一番欲しい!という作品を選んでリクエストっていう企画だそうです。図録を購入された方ならどなたでもご参加いただけるみたいです。詳しくはグラスタウンの「Co展」を覗いてみてくださいませ。

 「境界」の図録は現在のところ唯一の私の作品集的な冊子です。作品写真集を出してほしいっていうご要望はよくいただくんですが、まだ作れてなくて......。そんなこともあって、「境界」のために準備した作品50点も、図録がなるべく作品集的な構成になるようにと考えながら選びました。このサイトのトンボ玉ギャラリーに載っている代表作のうち図録に載っていないのは「海草藻場をゆく」と「蛸海月」くらいです(「六月の森」は変化バージョンの「六月の森の底に」になってますが...)。今、紙媒体の作品集が欲しい!という方にはこの図録がオススメです。「Co展」サイトのお宝発掘マーケット「アイテム」にて販売しています。売り切れ後の再販は未定みたいですのでご希望の方はお早めに〜。








2016年9月8日

 本日、トンボ玉作品の抽選販売を実施してますっ。かなり久々の抽選販売になってしまいました(汗)。前回の抽選販売が5月8日だったので、なんと4ヶ月もやってなかったんですね...。長らくお待ちくださっている皆さま、本当にすみませんでした〜。m(_ _)m
 そんな訳で今回はトンボ玉作品10点とちょっと多めの抽選販売になります。今晩22:00までお申し込みを受け付けています(←あんまり厳密じゃないです。もし受付時間を過ぎてしまっても私が抽選作業を始める前にメールが届いていれば受け付けられますのでご心配なく〜)。それでは、今回の抽選販売もどうぞよろしくお願いいたします。

  * この抽選は終了しました。



トンボ玉の抽選販売の案内です。

↑今回はこんな感じのラインナップです。
上の画像をクリックすると"抽選販売特設ページ"に入れます。
(もし古い情報が表示される場合はブラウザの更新ボタンを押して更新してくださいね)








キノコ写真です。

しばらく雨が続いたら、うちの庭からニョキニョキと生えてきましたっ。
コガネキヌカラカサタケ!
高さ10cmくらいで結構大きいです。
夕方に伸びてきた子実体を夜中に撮影。




キノコ写真です

翌朝。パカっと綺麗に傘が開いてました〜。
お昼にはもう萎んで倒れてしまい...お祭りの後のように寂しい感じに。

うちの庭でこのキノコを見たのは初めてです。
キノコとしては全然珍しい種じゃないですが、目の前にいきなり
派手で大きなのが生えてきたんで妙にテンション上がりました(笑)。
また生えてくるかな〜。






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